6、試練

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翌日、海と顔を合わせたリカは微妙な顔をしていた。 「リカちゃん、スッキリした顔してるね。 ワガママの1つくらい言えたかな?」 リカは適当に返事をした。 「昨日は、あんなことしてゴメン。」 「え?」 まさか、海が謝るとは思いがけないことだった。 「ひょっとして、わざと?」 「半分ね。 半分は本気。 リカちゃんを奪うことはしないけど、リカちゃんが来てくれるぶんは、いつでも大歓迎だから。」 海は、ずっと女の子に興味ないと思ってたから、話しやすかったし、打ち解けていただけに、これからどうしたものか‥とリカは考えていた。
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