261人が本棚に入れています
本棚に追加
「おっちゃん!!!」
俺は慌てて熊に駆け寄る。
「あいたたたた。ええタックルやぁ」
「ク、熊がしゃべった!!」
美晴の眉はハの字になり、目と口を開けたままマゴマゴしている。
「言っている傍から倒されているじゃないですか!」
俺は熊に手を伸ばす。
「ほんとやな。ワッハッハッハ!」
倒されたというのにおっちゃんの声は弾んでいる。
「え?どういうこと?」
美晴は目をぱちくりさせた。状況がよく掴めていない美晴に、俺は一通りの説明をした。
最初のコメントを投稿しよう!