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・・・フシュゥゥゥゥウ
「えッ!?」
煙みたいなものが零次さんの身体から噴き出してきた。
「始まったわね。・・・魂が天へと導かれる、昇華よ」
女将さんは斧をテーブルに置き窓を開けた。
「さぁ、お逝きなさい」
気化した零次さんの体が月夜の闇に吸い込まれるように消えてく・・
・・・フシュゥゥゥゥウ
すぐに達也さんの身体からも煙が噴き出し始めた。
ギィィィ・・・
美晴は無言で廊下側のドアを開けた。すると廊下からも煙が舞い込んでくる。
「まどかちゃん・・・」
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