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最近本当に寒い。 仕事を終え家までの帰り道。 「早く帰ろ」 ようやく家に着くと、部屋に明かりと玄関には見慣れた靴。 部屋に入って 「里史、ただいま」 しかし本人はソファーでぐっすり寝ていた。 「ったく、風邪引くぞ?」 「里史、さーとし…」 何回か揺すると、うっすら目を開け 「か…ず…?」 「おはよ」 「んぅ、かず…すき」 そう言って抱きついてきた。 不覚にもドキッとして 「俺も好きだよ」 って抱きしめ返した。 そこでしばらくの沈黙…… 「里史?」 そっと体を離すと 「寝てるし。 寝ぼけてたのか」 仕方ない、こんなところで寝てたら風邪引く。 そう思ってベッドまで運ぶ。 「幸せそうな顔してんな」 里史の顔を見てたら俺まで眠くなってきて。 ベッドにもぐり込んでまた里史を抱きしめた。 さっきと比べると本当暖かいし、癒されるなぁ。 「おやすみ」 そう言って、軽くキスして眠りについた。 end.
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