愛してる

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「んーん、何もないよ」 「嘘。俺には分かりますよ」 かずって本当鋭いよな。 仕方なく 「あのね、今日の…」 そこまで言って黙ると 「今日? ……ああ、あの会見?」 こくんって頷いて 「ごめんね、嫉妬しただけなの」 「俺ちゃんと断ったでしょ」 「それでもやなんだもん」 そう言うと 「んふふ、かわいい」 そう言ってさっきよりも強く抱きしめてくれた。 「かず、…重くないの?」 「そんなことないですよ。 むしろ嬉しいです」 「良かった」 かずがそっと体を離すと、 「里史愛してるよ、世界中の誰よりも」 って真剣な顔で言ってくれた。 恥ずかしくなってかずの胸に顔を埋めると 「里史は、俺のこと好き?」 って聞いてくるから、素直に 「当たり前だよ。 大好き、愛してる」 そう言うと、そのまま押し倒されて 「かず?」 「こんなかわいい里史ほっとけないでしょ」 「うぇ…あ、あのっかず? んっ…」 優しくキスされて、そして甘い甘い夜を過ごした。 .
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