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その感情は日に日に増して行った。
自分でもまだ何かわからないものが増して行く。
不思議な感じだ。
そんな状況でも、毎日の真穂とのメールは続く。
何なんだろう…。
この感じは。
真穂とメールしてはいけないような、そんな感じがする。
そんな事はないのに、何かが拒む。
この不思議な感情に、僕が苦しんでいたのは言うまでもない。
しかし、それと同時に真穂も苦しんでいたのではないか。
不思議な感情が増していくにつれて、僕は真穂とのメールを早く切っていた気がする。
真穂の相談に乗れていなかった事になる。
それはつまり、いくつもの心の支えとなる一本の柱を失ったのと同じことになるのではないか。
もしそうだとしたら、真穂を傷付けるのと同じ事になる。
そんな事をしてる僕は最低だ。
しかし、なぜかこの時すでに
僕は真穂とのメールをやめたくない、つまり、離れたくないと思ってしまっていた。
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