縮まる距離

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一方、真穂はと言うと、笑顔がとてもかわいかった。 プリクラじゃなくても、可愛く見えるんだろうなと思った。 メールの添付画像を開いた瞬間、5秒間ほど見とれてしまっていて時間が止まったように感じた。 いや、それは感じたのではなく、実際にそうなってしまっていたのかもしれない。 または、そう錯覚する程見とれてしまったか。 どちらにしろ、真穂が可愛いと思った自分がいるのは確かだった。 携帯を閉じてからも 両手でピースして笑っている真穂の姿が、頭の中で何度も何度も再生される。 なぜか忘れられない、 一人の女性の事が 僕に一つのわだかまりを残した。
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