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十年ぶりに地元に帰って来た。 久々の飲み屋街。 看板に誘われ、俺は一軒の店へと足を運んだ。 "Shogun"黒地に白で店の名前が書かれていた。 ドアを開けると懐かしい顔、マスターが「譲太郎、10年ぶりやなあ(笑)」 笑顔で迎え入れてくれた。 このマスター赤阪栄次は中学の先輩である。 俺は、結婚して地元を離れていたが、つい最近離婚して地元に戻って来た。 先輩がShogunをオープンして14年が経つ。 その日は朝まで飲んで騒いだ。
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