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全然意味を分かってくれない私に、総司は苛立った様子を見せる
じゃりっじゃりっと私に少し歩み寄ると、「はやくっ」と言いながら、私の右を手荒くとった
「……んなっ!?」
突然の総司の行動に、頭がついて行ってくれない
指と指の間に総司の指が絡んでいて、気温はそこまで熱くもないのにジワッと手に、嫌な汗をかく
は、恥ずかしすぎるっ
そりゃさ、繋ぎたい気持ちは当然あったけどさ…
実際に繋ぐとなると、めっちゃ恥ずかしい!
「じゃあ、行くよっ♪」
グイッと私の手を引いて、総司が前を歩いていく
早足の総司を少し小走りで追いかけて、総司の横をテクテク歩いた
「…うーん…初めはぁ…あそこっ」
早足の総司にリードされながら、私は1つ目の甘味屋に足を踏み入れた
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