プラス三年後

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『オギャアオギャア!』 あ、産まれた セラ「産まれたのかー!」 バキッ 扉を吹き飛ばしながら部屋に入るセラフィム 他の皆もそれに続く 一人ポツンと俺 有志「だから、何故父親の俺より先に貴様等が行くのだ?」 小さく悪態をつきながら部屋に入る フェン「有志!オスなのだ!」 バハ「男の子な」 「ホギャア…オギャア…!」 有志「ミリー、よく頑張った」 ミリー「えへへ!母子共に元気です!」 ミリーの頭を撫でて、俺の息子を見る 金髪に蒼い瞳 …まぁ俺に似ていないということはわかった。 てか、赤ん坊ってこんなに早く目を開けるものなのか? もの凄くキョロキョロしているが… 有志「…ん?」 セラフィムから赤ん坊を奪い取る じーっと見つめると ふいっと目が反らされた 有志「ふむ、此の名前を決めようか」 セラ「グラハム!」 フェン「フェリス!」 バハ「Mr.R!」 ライ「カガリ!」 お前達… 「ホギャアオギャアオギャアオギャアオギャア!」 精一杯拒否されているぞ 有志「金髪ならばいいというものでもないだろう、むしろ俺が嫌だ………………………まぁ、ゆっくり考えようか」 泣き疲れた赤ん坊は眠り、俺は新しい楽しみの予感にワクワクする 物語は新しい主人公を迎え、続いていくのだ 有志「さぁ、異世界を始めようか息子よ」 end
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