一、『アリクイの舌・千切れる』
13/15
読書設定
目次
前へ
/
90ページ
次へ
「ぐえっ!!」 苦痛に満ちた声と共に身体から倒れてきたそれは、自分の口から伸びるピンク色のロープ・すなわち舌を引っ張られたことがよっぽど痛かったのか、しばらく倒れたままうんうんとうなっていた。 蟻塚を掘るために使うするどい爪を誇る両手に、肌色の毛並み、頭のてっぺんと背中にかけて広がるひょうたん形のコケ色模様。 そして特徴的な、長い舌とひょろ長い顔。 そう、彼は、 獏だ。
/
90ページ
最初のコメントを投稿しよう!
38人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
199(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!