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「こらうさぎ!! 俺の舌を引っ張るなんてどういうつもりだ!!」
「あなたが悪いのですよ。あなたが草むらから舌だけ伸ばしてアリを食べるなんていう横着をこいているから、お仕置きをしてあげたのです」
「なんだとー!!!」
あわわ、大変大変。
アリクイ君は舌をしならせしならせ、激怒激怒。
うさぎさんはまだ舌をつかんだままなのだから、そんなに激しく動かすと、ああ……。
ぶちぃ!!!
案の定、アリクイ君の舌は途中から千切れてしまった。
ピンク色のロープが二本になった瞬間だった。
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