一、『アリクイの舌・千切れる』

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私が目を覚ましたのは、深い深い森の中だった。 ざわざわと、葉と葉が擦れあう音が耳に心地いい。 どうやら私は仰向けに寝転んでいるようだ。 青い青い空が見える。 雲一つない。 少し物寂しい感じがした。
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