3人が本棚に入れています
本棚に追加
/133ページ
「ん……もう朝か……」
重い瞼をこじ開けながら、眩しい光が差し込む窓を見つめる。
朝が苦手という訳ではないが、今日は待ちに待った入学式。
心躍る気持ちを抑えきれなかった為に、昨日は夜遅くまで眠る事ができなかった。
そのせいか、今日はいつもより眠たい……。
二度寝したい気持ちを抑えながら、ゆっくりと時計を見る。
「ん……8時?……確か入学式は8時30分からだったよな……」
やばい……遅刻だ……。
俺は飛び起き、急いで制服に身を包み、学校へと自転車を走らせる。
「流石に、入学式に遅刻はやばいよな……」
こんな事になるなら、無理やりにでも早く寝ればよかった……。
昨日の夜の事を考えながら、猛スピードで学校に向かった。
最初のコメントを投稿しよう!