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体育館に入ると、近くにいた先生が傍に寄ってきて
名前を答えると座る席まで連れて行ってくれた。
入学式なので当たり前だが、かなり前の方だったので、かなり目立ってしまい、挙句の果てには、自分と同じクラスであるだろう人達の中にクスクスと笑っている人さえいた。
「……最悪の入学式だ……」
入学式は、けっこう進んでいたらしく
数分後、新入生は教室に連れていかれた。
教室にきれいに並べられた机には、出席番号と名前が書かれた紙が張ってあったので、とりあえず自分の席を探す事にした。
「木仲……孤島……お、あったあった。ふ―ん俺は15番かぁ……」
鷹山という、名前が書いてある机に座り、ぼ―っとしていると、一人の女の子が歩いてきて隣の机に座った。
「……あの子、めちゃめちゃ可愛いな……」
なんて、思っていると
こっちをチラッと見てきた。
「…………」
無言でこっちをみていたが、また前を向いてしまった。
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