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「……君……山君……鷹山君……鷹山君!!」
「ん……あれ……俺寝ちゃったのか……あ、先生おはよーございます」
目をゴシゴシしながら、先生にそう言うと、
あきれ顔で、溜息をついていた。
「あのね―、学校初日から遅刻して、挙句に自己紹介中に寝るなんて、流石に先生怒っちゃうわよ」
「す、すいません……つい、眠くなっちゃって……」
あくびをしながら答えると、先生はあきらめたのか、自己紹介を早くするよう促してきたので、ぱぱっと済ませた。
自己紹介も無事に終り、休み時間になった。
今日は、HRのみらしく、もう帰っていいとのことだったので
暇だし、帰るか。と思っていると……。
「お―い、鷹山――。お前おもしれ―な、入学式でこんなに目立つ奴はじめてみたぜ」
笑いながら、大声で叫んでくる奴がいた。
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