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「ま、あの可愛さじゃ、男どもが群がる理由もわかるがな」
やけに、納得したように充がうんうんとうなずいている。
「ほんとに可愛いもんな……」
ふと、HRの時にこっちを見ていたのを思い出し、自然と顔がにやけてくる。
「おい、何ぼ―っとしてんだよ?そろそろ帰ろうぜー」
時間に気付いた充が、しゃべりながら帰る用意をしだした。
ふと時計を見ると、もう12時を過ぎていた……。
お腹の虫も、そろそろ何か食わしてくれ―と言わんばかりに、ぐ―ぐ―なっている。
「ああ、そうだな。帰るか―」
その後、充も自転車通学だったので二人で、途中まで喋りながら帰り、帰路についた。
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