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「…いゃ何でもない」
「?そう?なら良いんだけど……?」
華は疑問を持ったが目の前のデザートを食べ始めた
雷海は今ので華が喋って無いのに気がついた
(じゃぁ今のは誰が喋ったんだ……)
雷海は心の中で自分に問いながら控え目に周りを見たが
誰も居なかった
「ん~??」
夜になっても雷海は考えてた
昼間に頭の中に聞こえたあの声はたしかだった
じゃぁ何で?
「ん~解んねぇ‼」
雷海はベットに横になりそのまま眠りに着いた
『た…すけて』
「またお前か‼誰なんだ」
『は…や……ないと』
「はぁ?お前何いって…」
『………が滅びて……』
「人の話を‼」
ジリィリリリ…………
「‼…夢?」
夢で見た女の子はとても悲しそうに雷海に縋り付いていた
何かを必死に訴えてた
「リアルな夢?だったんだよな…」
(それにしてでもリアルだった…何がリアルかって
風景とか痛みとか…ん?)
「痛み?」
雷海は夢で女の子に腕を捕まれていた
雷海は腕を見た
「 ‼ 何だよこのあざ」
雷海の腕にはしっかりと手の後が着いていた
「じゃぁまさか…」
雷海はおもむろに家を出て近くの丘まで走った
丘には一本の大きな木があるだけで他は特にない
「ハッハッ……確か夢ではこの辺りだったような…」
雷海は丘の上に立って空を見上げた
するとさっきまで穏やかな空の色が急に曇り始めた
「え? まじ?」
雷海は思わず後ずさりをした
「なにが起こるんだよ」
空が曇ってきたのが雷海の上だけが渦を巻き始めた
「……まじで‼」
渦の中から光がでてきた
っと思ったら中から女の子が降ってきた
「うわっ‼」
雷海に向かって落ちてくる女の子…
雷海は慌てるだけだった
「うそ‼まぢで‼」
女の子は問答無用で起こってきた
そして……
ドガァァァン
っと凄い音をたてながら雷海の上に落ちた
「いたぁ~何だよこいつ」
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