プロローグ

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「なんで…?」 「なにが?全く。りょうちゃんは本当にこれが好きね」 お母さんはそう言うと、 サクサクパン子をカゴの中に入れて、 お金を払う場所に行ってしまった。 僕はゆっくりと後ろをついていった。 デパートを出ても仮面は、お母さんに張り付いている。 僕は質問してみた。 「お母さん」 「ん?」 「なんで…仮面被ってるの?」 「被ってないわよ」 「被ってるよ… 薄い黒と黄色の仮面だよ」 「バカなこと言わないの!」 …
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