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――女の子視点――
「ん……あれ?ここどこ?」
窓から差し込む輝かしい光
その恩恵を受けて、女の子は目を覚ました。
「あ!目が覚めたんだ。大丈夫?」
突然声をかけられ、身体がビクついた。
「あ、あなた……誰ですか?」
私は、率直に頭に浮かんだ質問を投げかけた。
だが、他にもわからない事は沢山ある
「あ、俺水嶋徹。
君、昨日雨の中外に倒れていたんだよ。夜遅かったし、俺の家に連れてきたんだけど
駄目だったかな……」
周りを見渡すと、確かに男の人が住んでいる形跡が沢山ある。
それに何故か、この男の人は嘘をついていないように思える
それほど、目の前の人は優しい目を持っていた……
「あ……え、と。助けてくれてありがとうございます。み、水嶋さん……」
私は、この人を信じてみる事にした。
「ううん。それより元気になってよかったよ」
満面の笑みを浮かべてくる水嶋さんを見て、思わず私も笑顔になった。
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