2人が本棚に入れています
本棚に追加
「そうですか
それは良かった」
にっこりと微笑む
『い、いや
俺も前見てなかったし』
『ごめん』
照れながら彼女の顔を見ると彼女は俺の手元を見ていた
?
「…あのぅ
このパン」
『へ?』
彼女は俺の手にある
トーストを指差した
「良くドラマなんかで見ますけど…」
「何も飲まないで
喉に詰まりません?」
…はァ?
え、と…
『別に詰まらないけど…』
俺が言うと
彼女は目をパチクリさせた
「詰まらないんですかー
私、いつも思ってたんですよ」
「私がパンを食べると
喉に詰まりやすいから」
……
『そーなんだ』
どうでもいいけど(笑)
「あ、遅刻しちゃう
じゃまた」
あ、
俺が声をかける前に
彼女はフワリと踵を返し走って行った
最初のコメントを投稿しよう!