奎吾
2/17
読書設定
目次
前へ
/
17ページ
次へ
実は僕には離れて暮らす娘が二人あるが、その娘の生まれる前にも子が一人あった。 名を奎吾という。 はじめ「悟りを啓く」にあやかって「啓悟」にと思ったが、堅いので「奎吾」と名付けた。男名ではあるが、実は本当の性別は分からない。 そう彼はこの世に生まれることなく命を落とした、いわゆる水子だ。 僕が17才、母親が15才のときの子供である。
/
17ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
5(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!