奎吾
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「こんなの汚物と一緒だから」 慣れた手つきで新聞紙を丸めると、壁面にあるダストシェルターにゴミのように投げ捨てられた。 手を合わせる間もなかった。 これが僕の初めての子供を見た最初だった。一瞬の出来事だった。そして最初で最後の対面だった。 そう、少なくとも現世の姿では。
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