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すぐに俺達の番が回ってきた。
「いっくよ~~」
えい とカナが勢いよく ガラガラ とまわす。
出て来たのは白い玉だった。
「ざんね~ん、ハズレです。残念賞はポケットティッシュです」
「ハズレかぁ~」
「まぁ、そんなに当たるものでもないよ……次は俺か」
俺が出したのも白玉だった。
「フッフッフッ、甘いよキミたち」
ハズレを引いた2人に言いながら、ナツキが前に出る。
「気合いと掛け声が足りないんだよ!!」
気合いと掛け声で何とかなるなら、毎年福引きの時期は筋肉隆々の男どもで埋め尽くされてるよ!!!
「私が狙うのは……ズバリ二等のあれだ!!!」
「ええっと……二等は………三節棍!!!」
何でだよ!!!
もっと他になかったのかよ!!!
てか、お前絶対チアキの『さるかに合戦』はまってるだろ!!!
なに戦闘民族に目覚めちゃってんの!?
「いっくよ~~~!!!!!!!!」
ガラガラ と音をたてながら勢いよく回し始める。
コンコン と出て来たのは、青玉だった。
「おぉ~!!」
「おぉ~!!」
当たるのかよっ!!
「おめでとうございます!!三等賞です。」
三等は………図書カード10000円分か。
やったじゃないか。
「えぇ~、チアキ~あげる~」
…………当てた人が悪かった。
チアキ、せめてカナなら大変喜んだだろう。
「ありがとう。じゃあ、私はあれをあげる」
チアキが指指した先……一等『家族で行く温泉旅行2泊3日の旅』
………マジか!?
「いきます」
ガラガラ、ガラガラ、ガラガラ、ガラガラ、ガラガラ
………………
何かわざとじらしてないか?
それとも天然さんなのか?
コンコン と玉が出て来た。
………黄金の玉が……………
「おめでとうございま~す!!!一等賞で~す!!!!」
「うそだろっ!!」
「すごーい!!」
「うすごーい!!」
まぜんじゃねぇ!!
あんまりすごくないみたいじゃねぇか!!
その後盛大にお祝いされた後、俺達は帰路についた。
「それにしてもチアキ、すごいな!!狙った様に当たるなんて!!!」
「ハズレだったら周りの視界に入る前に中に戻せばいいだけ……」
……………………冗談だよね??
期限ない様なので今度行ってきます!!!
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