第3話 第一次雪那DE戦争

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「雪合戦をします」 何故?? why? だがナツキは真面目な顔をしている。 「その心は?」 「見よ!!」 ナツキは窓の外を指指す。 そう…今日はかなり雪が降っていて、積もるぐらいだ。 っと、いうよりかなり積もっている。 「こんなに雪が積もっているのに、何もしないのはもったいない……」 「……勝てば賞品もある」 匂いを嗅ぎ付けチアキが現れる。 そしてナツキとの間に火花が散る。 「…いいだろう、30分後庭で………」 うちは家が2つ繋がっているので、庭は結構な大きさだ。 「……わかった。今から準備する」 チアキが準備という言葉を使うとなんかものすごくコワイ。 チームわけはどうするのかな? やっぱ俺&カナ&ナツキVSチトセ&チアキかな? 「さてっ、雪合戦の後に食べるおしるこでも作ってやるか。」 俺はキッチンに向かった。 鍋におしるこを作り始める。 「何をしているのですか、シェフ?」 いきなり後ろからカナが顔を出してきた。 「おしるこを作っているのだよ、ムーシュ」 「ムーシュって誰だよ!!」 ……ひどい。のってあげたのに……… 「ナツキが雪合戦やるっていうから、終わった後皆で食べようと思って……聞いてないか??」 「ううん、聞いてるよ。ユキ兄、覚悟してね!!」 どうやら俺はチアキ側らしい。 少し寂しくなるが、まぁいいだろう。 おしるこを完成させ、セーターやマフラーを付けて庭にでる。
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