第4話 溶けちゃわないかな!?

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しばらくして俺はお腹が空き、目を覚ました。 ベッドから出てキッチンの方に向かう。 「ん?」 机の上に手紙が置いてあった。 『コンロにお粥があるのでたべてね―チトセ』 「おぉー、さすがチトセ」 俺は鍋に火をかけながら手紙の続きを読む。 『ヒドイようなら病院いってね―カナ』 「あぁ、ありがとう」 感謝のあまり、声に出てしまった。 『ユキ兄のことは忘れないよ―ナツキ』 そうかそうか、これで安心して逝け……… 「って、お前はなんてことかくんだ!」 おっと、つい興奮して大きな声を出してしまった。 今ので少し頭が クラクラ する。 「次はチアキか」 『………………………………』 何か書いてよ! 何で手紙で沈黙を表す! 悲しくなるだろ! 『……冗談。溶けそうになったら冷凍庫のアイス食べていいよ。』 ………えと、どこまでが冗談ですか、チアキ様? まぁチアキもまだ小学2年だ。 チアキなりに心配しているんだろう。 俺はチトセが作ったお粥を食べて再び部屋で寝ることにした。
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