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しばらくして、1階のドアが開く音がして俺は目を覚ました。
時計を見ると現在は午後2時30分。
「あれっ、早いな??」
しかし、いつもの元気な声の『ただいま♪』も聞こえない。
「まさか、泥棒か!?」
俺はそう~っと下に下りて確認することにした。
ドォォォォン!
「どーん???………………って、えええぇぇぇーーー!!!」
なんだか庭の方から凄まじい轟音が聞こえてきた。
俺は急いで庭に駆け出した。
「なんだ!!!」
リビングから庭に出ると、雪合戦でお馴染みチアキ特製殺人バズーカと白目向いたババァが倒れていた。
「おばあちゃーーーん!!!!」
俺は駆け寄りバァさんを ペシペシ と叩いて目を覚まさせようとした。
「おい、バァさん、しっかりしろ!!」
するとバァさんの目が左右全く逆の円を描いて黒目が現れた。
(円を描く時点でかなりおかしいが……)
「ひぃっ!!!」
「おぉ~、ユキちゃん」
「バァさん大丈夫か!?」
「えぇ、大丈夫じゃよ」
俺はとりあえずバァさんを家に入れ事情を聞くことにした。
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