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どうやら内容は昔話の話を自分でアレンジして書いて来るものらしい。
どの世代でもあるよな、こういう宿題……
『さるかに合戦』
「……どうして、『さるかに合戦』なんだ?『桃太郎』とか『浦島太郎』とかあるだろ!!」
「まぁ、いいからいいから」
『昔、昔あるところにヤシガニとキンシコウがいました。』
「待て待て待て、日本昔話だろ!!何で大昔から国際社会なんだよ、ヤシガニは、まぁ許せるけどキンシコウはダメだろ!!日本ザルはどこ行った!?」
「ヤシガニは許すんだ……ユキ兄も結構ズレてるね………」
『まぁ、冗談は置いといて……』
冗談かよ……
ちょっと本気にしちまったよ……
そこからまぁちょっと違うけど『さるかに合戦』の話が進んでいく。
『さるはカニに「柿をとってきてやる」と言って木に登る。
しかし、いつまでたってもさるは柿をくれません。
「俺にも柿をとってくれよ!!」
カニがそう言うとさるは、
「うるさい!!お前はこれでもくってろ!!」と言って、まだ青い柿をカニに向かって投げつける。
柿は勢いよくカニに当たる。』
『……はずだった』
おっ!何か新しい展開か!?
『だが、柿はカニの前で3枚におろされた。
「私に喧嘩を売るとは……ケツの青いひよっこが……」』
待て待て待て、って本日何回目だよっ!!
あ、いやツッコむとこ、そこじゃねぇや!!
『「今度はコチラからいくぞ!!」
カニは得意の空中乱舞で柿の木を薙ぎ倒す。』
話すすめんな!!!
てか、行くんじゃねぇ!!!
お前、柿はどうした!!!
『「フッ、あぶねぇザリガニだ……」
「ザリガニだと……フッ、かつて『灰色の渋柿(シブガキ)』と言われた私をここまで侮辱するとは………」』
死にかけじゃねぇか!!!
なんだよ、『灰色の渋柿』って!!
そんなくだりで柿を巡って、さるとカニの戦いが淡々と書かれていた。
その日、夕食が鍋になったのは、言うまでもなかった………
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