Ｓ級素人50連発‼

人に流されない

『流行』と言う言葉があるように、人類は周りに流されながら生きてきた。

21世紀を迎えた今でもそれは続いていて、
誰かは流行りの人が着た流行りの服を着て、
それを見た、また違う誰かが流行りに流されて行く。

そんな世の中に嫌気がさし、
人に流される事を嫌った俺の流されない話というか流さない話。

専門学生の時、昼休みや放課後はハタヤの家がたまり場になっていた。
当時ハタヤ家は学校から近く、家自体のセキュリティが皆無で誰でも出入り可能だった。
その日も５～６人でハタヤ家に遊びに行った。

みんなでゲームをしていると、
マツザワがトイレから戻って来るなりニヤニヤして
「うんこ流してない奴いる」と一言。

だらしない奴がいるもんだと、ひとしきりみんなで笑っていると、

マツザワと入れ替わりでトイレに行ったビックが戻ってきた。

ニヤニヤしながら。