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少年院に着き部屋に戻ると今まで我慢していた涙が一気に溢れてきた
10分経っても
20分経っても…
涙は止まらなかった…
するとある教官が部屋に来た
「これ書いてくれ」
見るとそれは、特別面会の感想文
それをおいて教官は戻って行った
フザケンナヨ
親の死にそうな姿見て感想が書けるか
作文を破り捨て
又泣いた
俺は溢れる涙も我慢出来ず今出来る事を考えた
一つしかない
手紙だ
俺はすぐ便箋とペンを取った
「前略
親父、今更手紙を書いても分からんと思うけど最後に俺の気持ちを伝えたい
今まで優しく支えてくれてありがとう…
いつも見守ってくれてありがとう…
俺の中で親父という存在は何よりもでかく
誰よりも尊敬していました
そんな親父が何で…
まだ早いやろ…
まだまだ色んな話しして色んな所行こうや
そして俺の成長を見ていってほしい
俺まだ18よ?
まだまだこれからやん…一緒に頑張って行きたかったのに…
やっぱりそんなワガママ言ってもしょうがないか…
でもこれだけは言いたいどこの世界に行っても
どんな事があっても
母ちゃんの事だけは
忘れず見守っていてほしい…
最後までワガママ言ってごめんね
たまにはいいやろ
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