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亀裂
帰った俺は早速孝春に相談
俺「仕事始めないけんくなった」
孝春「はぁ?お前が?」
俺「ちかお前俺がヤクザなったらお前もなるん?」
孝春「いいよ、お前がおるなら」
俺はこの一言に少し感動した
それから数日
いつものように遊び惚けた
錠剤を飲み、テンション上げて女と遊び回った
しかしこの頃から俺と孝春のすれ違いが起こり始めた…
ある日孝春が連れて来た女達と家で飲んでいたら、家にあるブランド物が色々と無くなっていた…
そして俺は盗まれる瞬間を見てしまった
それは孝春が連れて来た女だった
でも俺は正直、物を盗まれた事とか、どうでも良かった
孝春がその女と付き合い始めた事に比べれば
俺は何度も言った
「絶対あの女は止めとった方がいいぞ」
しかし孝春は女に登ったまま変わろうとはしなかった
俺の中で友情という情が薄れていく
それから俺と孝春の間に亀裂がはしっていった…
だんだん距離を置いて
連絡も取らなくなった…
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