クリスマスイブの軽音部

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「まあ食べて食べて!」 「飲んで飲んで!」 髪を後ろでまとめている女子と前髪をヘアピンで止めている女子がケーキと紅茶をすすめてきた 「はあ…いただきます」 ケーキを一口食べてみたらむちゃくちゃ旨かった 「食ったな」 「食べたね!」 俺がケーキを食べたら俺を見ていた五人の女子がヒソヒソと話していた 「風紀委員さん!あなたは音楽室でケーキを食べました!」 「バラされたくなかったらあたし達がケーキ食べてたの黙ってろい!て言うか部費上げろ!」 「調子に乗るな」 ゴン 俺にカツアゲしていた女子を黒髪ロングの女子がげんこつで黙らせた 「ごめんなさい、どうぞケーキ食べてください」 この人は優しくすすめてくれて、もう一人はニコニコと微笑んでいて、小さな女の子は心配そうにオロオロしていた 「ところでなんで風紀委員さんが軽音部に?」 ヘアピン女子が俺に聞いてきた 「んーとっすね…」 「まさかあたし達がケーキ食べてたから」 「「廃部」」 「人の話を聞け」 ゴン! 髪を結んだ女子だけまたロングちゃんに殴られた 「どうぞ」 たぶん長くしたらまた面倒になると思い 「軽音部に入部したいんすけど」
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