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「だけど厳密には全部の部活は男女混合なんだけど女子は全員吹奏楽部に入っちゃうし、こいつ百合子って言うんだけどさ、こいつ男子苦手だから吹奏楽もロック研究会も入れなくて廃部寸前の軽音部をさ…あたしと二人で頑張って五人まで増やしたんだ…あたし達は入ってくれるのは嬉しいけどこいつが…」
黒髪ちゃんを見たら若干俺を恐がっていた
「ロック研究会ってどんな所か分かります?」
なら男子だけの所に行ってみようと情報を仕入れようとした
「あそこ嫌いです!」
ツインテールの髪型の女の子がいきなり言った
「なんで?」
「こいつロックが好きだからあんたと逆に女子でロック研究会に入ろうとしたら…」
「女はいらないって追い返されちゃいました」
両目に涙を溜めてツインテールちゃんが言った
「ロック研究会行きたくねー」
俺はあきれて背もたれに寄り掛かりながら言った
「部長さんは誰なんすか?」
「あたしだけど」
髪結びちゃんが驚いた顔をしていた
「二年B組火刀 銅
軽音部に入部します」
俺はそう言って入部届けを部長に提出した
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