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この不自然な時期に転校してきた事や、いきなり授業をサボった事。
それに煙草や薬に依存している様子の彼を見ていると、簡単に何か説教めいた事を言う気にはなれなかった。
「前の学校……追い出された」
翔哉が聞く前に、千里の方から口を開いた。
「何か……恋愛とか、馬鹿みてーって思う。毎日メアド聞いてくる奴とかウザイし。男のくせに俺に言い寄ってくるやつもいて……」
前の学校には居づらくなった理由を少し語った千里だけれど、煙草が終わったのを合図に立ち上がった。
「あんた…堤とか言ったっけ?」
「ああ」
「余計なおせっかい必要ないから……放っておいてくれる?」
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