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「警報が鳴ってるってのに、のんびり散歩?」
2人は驚いていた
ジュンスの背に黒い羽根が大きく広げられている事に
「お前…悪魔に身を売ったのか?」
「天国よりいいかなってね」
「先日会ったときには、すでに?」
「ううん、あの時はまだ人間だったんだ。ついさっき悪魔に属性変換したのさ」
「なんだって、悪魔なんかに」
「王がしてることに飽き飽きしちゃったんだ。それにユノが王に付いちゃったから、俺の居場所は無くなったって言うか…俺のことは良いじゃん」
「それで、なんで俺たちのところへ?」
「忠告しに来た」
「忠告?」
「ユノはお前が知ってるユノじゃない。だから、もう一度会う事があるならば気をつけなよ。裏には王の策略がある」
「俺たちは関係ないだろ」
「人間に恋して自分から堕天した天使にいたく王は興味深々なんだよ。だから、ユノを手にいれた」
「人質ですか…」
「そゆこと。目的はユチョン、お前だ。チャンミンって言ったっけ俺は悪魔になって一つ能力が増えたんだけど、お前に譲ろうかと思って」
「悪魔の誘いに乗れと?冗談なら程度が低い」
「きついなぁ、ユチョンを守りたくないか?この警報、悪魔と天使の戦争の合図だよ天使軍の首領はユノだ。意味分かる?」
「…戦争を回避したければユチョンを差し出せ…そうゆう事ですか?」
「察しがよくて助かるなぁ~俺は絶対そんな事許さない」
「なぜです?あなたはどうしてそこまで王に楯突くんですか?」
「楯突くわけじゃない、悪あがき。俺、王の恋人だったから。でもあいつは能力が覚醒したときから変わっちゃったんだよ。俺の知ってるあいつはもういない。でも、あいつの思い通りなんて嫌だ!だから、悪あがき。だから、お前たちの味方になる」
「勝手に味方なんて言うなよ」
「ユチョン、堕天したお前なら分からないか?俺の気持ち」
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