狂おしいほどに

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ああ…なんてことしちゃったんだろう 触れてしまった現実にひどくうろたえる。 もう、もう、ばかな女。 禁忌を侵した罰。 ありとあらゆる走馬灯。 泣けない現実は、不意に右手を掴まれて、もっとリアルになる。 「分かってるから。ちゃんと、俺は知ってる。」 ばかな男。 本当に、ばか。
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