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森の中を駆けていた。
まわりには深い緑色の木々が、
足元には、茶色くヌチャっとした土が。
「はぁはぁはぁはぁーはぁー。もう、足が動かない。」
そばに生えている木寄りかかり呼吸を整える。
まわりには、人の気配は感じ取れない。
「やっと、諦めたかあいつら」
そう、呟き緊張をとき被っていたフードをとる。俺の格好は、この木々が生い茂った森の中では浮いていた。
顔から足まで、全身を隠す黒いローブ、に革靴。身長は１６５センチメートルくらいで、男にしては小柄な方だ。
そして、息を整えると叫んだ
「発動せよ!!邪気眼!!」
その瞬間、周囲の木々がざわめき、漆黒の禍々しいオーラが俺の体から吹き出した
気がした。
「うしっ！学校行かなきゃ」
俺は、森を抜けるため、もと来た道を戻り始めた。
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