リトマス試験紙と心の涙

高校は少し遠いが、県内有数の進学校に決めた
進学校ならば私以上に完璧な人がいるはずだ…
そう思った私の思惑は見事に的中した
入学試験の成績が一番の新入生が行う新入生代表の言葉、それは私では無く、別の男子生徒が行った、正直少し悔しかったがそれ以上の喜びが私を支配した、彼ならば、私と同じ考えを持っているかもしれないと期待した。

完璧｢(後で名前を聞いて話をしてみよう…！)｣

そう決めた私の行動は早かった
入学式が終わったあと、教師に彼の名前を聞いて、クラス発表までの間に彼を探しだした。
彼は友達と一緒に、屋上に居た。