3916人が本棚に入れています
本棚に追加
完璧「あ、あの…!」
意を決して話しかけてみる、反応したのは友達の方だった
友「ん?なんですか?」
完璧「あ、あのいや…隣の兄君の方にちょっと…」
友「あー…兄、お前に用事だとさ」
兄「…」
完璧「え、えっと、初めまして私…」
兄「じゃかましゃあ!」
完璧「え!?」
兄「さっきからピーチクパーチクじゃかましゃあ!去れ!」
完璧「いやちょっと話だけでも…」
兄「糞アマと話す意味も無いし、話す価値もない去れ!」
完璧「そ、そんな…ひっく…」
友「なーかした、なーかしたー」
兄「まずいっ、本能的に女の涙には弱いのが男の悲しい性だ、脱兎の如く!」
兄君は私の横を猛スピードで走り抜けて去っていった…
友「えーっと…名前はわかんないけどごめんな、あいつ女の子全員にあんな感じなんだ、だから気にしないでくれ」
兄「ぎゃー!友よ大変だ双眼鏡が見えなくなった!」
友「キャップ外したのか!?…それじゃまた」
兄「あ、キャップつけたんだっけ」
友達は私にハンカチを渡して去っていった…友達はいい人だな
最初のコメントを投稿しよう!