この空の下に君はいない

プロローグ

この世界｢ギルガント｣は、魔法が存在する世界。しかし約500年前､世界は滅びかけた。
悪邪神ザルギアース率いる悪魔達が、人間界に攻めてきたからだ。
人間達は、軍隊や各地にあるギルドを集結させ、悪魔の攻撃を防いでいたが、悪魔達のほうが数が圧倒的に多かった。

当時の国王は悟っていた。
『このままでは、負ける』と

そこに、8人のコートを着た者達が､悪魔達の行く手をふさいだ。
そして、そのうちの一人が
『一瞬で終わらせる!!……………我 炎を司る者…汝との契約において…ここにいる全ての敵を…全ての悪を焼き払わん………………『ファイナルグラウンド!!』
詠唱が終わり、彼の回りに魔方陣が浮かび上がると、空が赤くなりはじめ、空にも魔方陣が浮かび上がり、炎の塊が悪魔達のほうに落ちていく。

そして、炎の塊は、悪魔軍の中心に落ち全ての悪魔を焼き払った。