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葉一(トム・ワトソン…またあの手配書に載ってたやつか…校門くぐる前にもう二人も遭遇するなんて、どうやらすごい学校に来ちまったみたいだ…)
葉一はそう思いながらグランドへ走って行った
グランドの周りには客席が建てられており椅子はすでに沢山の人でうまっている
後ろには巨大なバックスクリーンまであり出店も出ている
にぎやかでお祭りみたいだ
グランドにはすでに200名ほどの生徒が整列しているが自分の並ぶ場所が分からずウロウロしている者も結構多い
葉一は自分の登録番号を確認し自分の持ち場に着いた
それから10分後―
整列が完了し、前には教師のような人が十数名立っている
その内の一人が朝礼台に上がりマイクで話し始める
熱血教師《えー、ただ今の時間は9時13分と…45秒です。集合時間は何時ですか?9時ですよね?皆さんの私語や自分勝手な行動のおかげで14分近く遅れました。これから集会の度にこんなロスが…ぺらぺら》
教師特有の長いベタな説教だ
熱血教師
《…分かりましたね?》
生徒一同「・・・」
熱血教師
《返事が聞こえ~ん!!》
あちらこちらから小さく数人から返事が上がりグダグダな雰囲気のまま校長にバトンが渡された
校長
葉一(流石ベテラン!空気を立て直してくれる)
校長
ワアアアアァ!!
観客席から歓声が上がる
葉一「なんだそれ!?」
校長《本校には毎年総勢300人もの生徒が入学します。
そして10クラスに振り分けます。
クラスはみなさんが各々のレベルにあった授業を受けられるよう、銃撃の実力別に振り分けます。
優秀者は1組に、そして逆が10組となるわけです。》
葉一「結構シビアな学校なんだな…」
校長《そのクラス振りをするために本日みなさんには銃撃サバイバル戦を行ってもらいます。
ルールは例年通りランダムで選出された10人ずつでサバイバルを行ってもらいます。
弾はゴム弾で実弾、銃以外の武器の使用は禁止です。
トム先生が弾がヒットしたと判断したら後ろのバックスクリーンにその被弾者の番号が映し出されるのでその人は退場してください。》
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