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タコ焼き、かき氷、お好み焼き、フランクフルト、タコ焼き、クレープ、イカ焼きと他にもバリエーション豊富で立派なお祭りだ
人で混雑していたので葉一は一番すいていたサンドイッチ、うどんを購入した
葉一「でもやっぱタコ焼きは譲れねーよなぁ!」
そう言うと葉一はすぐに行動に移した
葉一がうどんをすすりながら長いタコ焼きの列で待っていると、この人混みの中で目立つぐらいおどおどしている女の子がいる
ガン校の制服を着ている
気にせずうどんを完食しうどんが入っていた紙のおわんを近くのごみ箱目掛けてシュート!
はずした
葉一「・・・」
清掃のおばあちゃんが現れた
おばあちゃん「チッ…」
葉一「すいません…」
やらかした政治家のごとく深々と謝罪した
やっとのことでタコ焼きを買って席を探すために観客席に行こうとする
が、まださっきの女の子が同じ場所でおどおどしている
さすがにかわいそうになってきた
葉一「あの…どうかしました?」
彼女は突然話し掛けられびくついたが安心したような顔で
「えと、私…選手なんだけど…試合までの時間どうしよって考えてて…結局、観戦しようと思って席を探してたんだけどこんなとこに来てしまって…え、えっと…」
おっとりした感じの黒髪のショートカットの彼女は人見知りをしているのかやっぱりおどおどしている
葉一「うーん、じゃあ友達とかは?」
「あ…私この街に来たばっかりで知り合い少なくって…」
更にうつむいてしまう
葉一「そっか、オレも同じ同じ!!」
葉一はおおげさに明るく振る舞う
葉一「んじゃ、一緒に席探して観戦するか?」
「あ、はい!」
やっと顔を上げた
しばらく歩いて二人は観客席に腰かけた
葉一「お、もう試合やってるやってる!」
葉一はタコ焼きのパックを開けながら興奮して言う
葉一「タコ焼きいる?」
「あ、ありがと」
葉一「オレの名前は六木葉一な、よろしく」
葉一がタコ焼きを差しだしながら自己紹介する
「あ…私は楽水 花花(ラクミズ ハナカ)」
花花はタコ焼きをようじで指す
葉一「‘花’って二回書くのか」
花花「そうだよ」
葉一(やっと打ち解けてきた…かな?)
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