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どうやら本当に撃ち落としているらしい
花花はスモークグレネードをバックから取り出し投げた
シューーーー
辺りを黒い煙りがおおう
タンッ
花花は相手がひるんだ隙に小屋から飛び降りる
客席からは煙のせいでフィールドの様子が分からない
そのとき―
『10番アウト』
誰かが被弾したようだ
脱落した選手が煙のフィールドから出て来た
それは―
花花だ
葉一「煙の中で何があったんだ?」
試合から戻った花花に質問する
試合はまだ続いている
花花「いつの間にか撃たれてた…」
落ち着いている
あまり悔しがってはいないようだ
『1番アウト』
葉一「いつの間にか?」
『8番アウト』
花花「うん煙で見え辛かったけど…とにかくはやかった」
『7番アウト』
葉一「はやさか…てかさっきからすごいペースで試合進んでねえか!?」
すでに3番と5番の一騎打ちだった
花花「あの5番の人がわたしを撃ったんだよ」
花花は例のガンマンみたいな5番の選手を指差しながら言う
葉一「どっちが勝つんだ?」
だいたい見当はついていたが
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