観戦

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3番の選手はデザートイーグルというハンドガンを一丁所有している筋肉質の男だ 5番のガンマンはまだ銃を構えていない 3番は銃を向けた ダァン!! 銃声が聞こえたかと思うと3番のデザートイーグルが宙を舞う― ガンマンはM19を腰元で構ていてその銃口からは一筋の煙が出ている 3番が引き金を引く前に5番がデザートイーグルを撃ちはじいていたのだ 葉一「早打ち!?」 ものすごい技術だ 銃をなくした5番の男はなす術が無く両手を挙げる 「降参!降参!」 まるで西部劇でも見ているようだった 『第3ブロック優勝キッド・ザ・スタック』 葉一「またか!!」 キッド・ザ・スタック 指名手配ポスターに載っていた男だ 葉一「アイツ確か50$だったよな…」 小馬鹿にして鼻で笑う 花花「え、知り合い?」 葉一「いやいや、今回は名前だけだ」 現在午前11時23分 葉一「オレの試合まだまだだな…」 今は次の試合にそなえてフィールドの調整がされている 葉一「そういや花花さっきの試合でいつの間にか小屋の上にいたけどどうやったんだ?実はすごい身体能力があるとかか?」 花花は急に葉一の方へ手を出した 葉一「?」 花花の手が―― 消えた!? 葉一「は!?」 目を丸くする 花花「わたしは5秒間だけ姿を消せるんだ」 5秒経ち花花の手が再び姿を現した 葉一「それでこっそり小屋に上がったってわけか…」 花花「隠密行動にすごく役立つんだよ」 これは能力の中でもかなりランクの高いものだ 持続性さえ上げれば一流のアサシン(暗殺者)になれるだろう
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