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ブロロロロ…
一台のタクシーが真冬の海岸沿いの道を走る
少年「おじさん、あと何分で着きますか?」
TD(タクシードライバー)「あと10分ぐらいだぁ!少年!!」
少年「それ、5時間前にも聞きましたから!」
TD「そりゃおめぇ、出発して3秒後にそれ聞くからよぉ、『あと5時間だ!』なんて言い辛いじゃねえか…」
少年「・・・じゃあもうすぐ着くってことすか!?」
TD「おうよ!ほら、もうガンシティを囲んでる壁が見えてきたぜ。」
少年「イエス!!」
TD「ところで少年、あんたも能力欲しさにあの街へ?」
少年「いえ、俺はガンシティを平和にしたくて…ヒーローになりたくて来たんです!!!」
TD「ほう…やるじゃねぇか。」
しばらく道を行くとガンシティへの入場ゲートの前で車が止まった。
TD「着いたぜ少年!!」
少年「ありがとうございました。」
TD「おう、最後に少年、名前は?」
少年「六木葉一です。」
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