159人が本棚に入れています
本棚に追加
葉一に冷たい視線がおくられている
葉一「さて、どうするか…」
超動態視力を持っている葉一でもさすがに1対9はキツイ
「ではそろそろ試合が始まるので個別ゲートに入って下さい」
試合監督が言った
「せいぜいがんばれよぉ」
選手の一人が葉一を冷やかす
葉一「けっ!弱いやつほど群れをなすんだよ」
「なんか言ってらぁ!」
葉一はそれ以上何も言わずゲートに入る
葉一は5番だ
葉一はファルコンをホルスターから取り出して見つめる
葉一「大丈夫だきっといける!!」
そう自分に言い聞かせた
試合開始30秒前だ
葉一はファルコンを右手に持ったまま地面に手を着きクラウチングスタートの体勢になった
ファーーン
サイレンが鳴り響きゲートが開いた
葉一はまず全力で走り他の選手との距離をとった
走る葉一に全員が発砲する
パパパパパン!!
葉一はくるりと向きを変えて飛んでくる弾を動体視力で見切り一発一発かわす
葉一はがむしゃらに5発撃った
「うがっ!」
『8番アウト』
一発だけ当たった
残り8人
葉一「キリが無ぇ!!」
葉一はルパンから受けとったバックからスモークグレネードを一つ取り出し投げた
シューーーー
辺りを煙がおおう
タタタタタタッ
葉一はその隙に廃車の後ろに隠れた
相変わらず銃弾は飛んでくる
煙が晴れてきた
見つかるのも時間の問題だ
葉一は閃光手榴弾を一つ取り出した
葉一はしぶとく撃ちつづけてくる集団に向かってそれを投げた
カッ
辺りを今度はまばゆい光がおおう
あまりの眩しさにひるんで敵の発砲が止まった
葉一も眩しくて見えないがその一瞬の隙にファルコンの弾が無くなるまで連射した
ダダダダダダン!!!
『1番6番アウト』
今度は二人仕留めた
光が止んだ
敵は一人もいない
葉一「マズイ、散られたか」
敵は葉一の左右から来ていた
パンパン!!
不意を突かれた葉一は間一髪、ギリギリで避け弾丸が耳をかすめる
ダン!
間髪入れず葉一が反撃した
「うわっ」
『3番アウト』
また一人倒すことが出来たがすでに葉一は4人に囲まれていた
「終わりだぁあああ!!!」
全員が一斉に撃ってきた
いくら動体視力があってもこれは無理だ
最初のコメントを投稿しよう!