集中攻撃

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全回復した葉一は外に出た どうやらガン校内の保健室にいたようだ すでに外は寒くて暗い 試合はまだ続いている バックスクリーンを見ると『第23試合』 と書いてある ケータイを見ると午後7時30分だった 花花からメールが入っていた 寒いから帰ったそうだ 葉一「オレも帰るか」 葉一がマンションに帰るとルパンはすでに[仕事]から帰っていた ルパン「お疲れ様でした」 葉一「うぃっす~」 葉一はカバンを床に置いてソファーに腰掛けた ルパン「それにしても全員でかかってこられて大変でしたね」 葉一「多分あれはオレが悪かったんだよ」 ルパン「でもあれはあんまりですよ」 葉一「それでもルパンのくれたバック役に立ったぞ」 ルパン「そんな、あれのせいで勝つどころかケガまでさせてしまって…」 葉一「そのおかげでヨハンに会えた」 ルパン「ホントですか!?じゃあ仲間に?」 葉一「ビミョーな反応だったからとりあえずここの住所教えておいた。そのうち来るかもな」 ピンポーン ルパン「マジか!?」 誰か来た ルパンがドアを開けた ルパン「・・・誰?」 玄関には少年一人と少女一人とがいた とてもよく似ている 葉一「双子か?」 葉一も玄関まで出てきて尋ねる 少年の方が答えた 「そう!ボクは山田 奈雄(ヤマダ ナオ)こっちは双子の妹山田 奈桜(ヤマダ ナオ)」 ルパン「えーっと、こっちがナオでこっちが…はぁ!?」 葉一「双子で同じ名前なのか?」 奈雄「そういうこと!でも漢字は違うよ」 ルパン「ややこしいガキどもだなぁ」 葉一「で、同姓同名コンビが何しに?」 奈桜「仲間にしてほしいの!!」 奈雄「保健室でのヨハンさんとの話聞いてました」 葉一「何でだよ、オレらは命懸けて戦うんだぞ?それに、自分達いくつだよ?」 奈桜「高2!!」 葉一「え、先輩ッスか!?」 奈雄「こら奈桜、お兄さん達をからかうな。 ボク達は中学2年生です」 葉一「おま!マジ焦ったぞ!!てか仲間には出来ん」
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