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タクシーを降りると警備員がゲートで検問をしていた
警備員「通行許可書をお願いします。」
葉一「あい。」
葉一はポケットからくしゃくしゃになった許可書を出す。
警備員「どうぞ―」
ゴゴゴゴゴゴゴ…
高さ5メートルほどの大きなゲートが上がった。
その先には見馴れた東京の町並みの様に沢山の人が歩き高層ビルが立ち並んでいた。
―午前11時半到着―
葉一「やっと着いたぜ!5時間はキツかった、まずは腹ごしら…」
パァン!!!
葉一「!!!」
一発の銃声が鳴り響きそれが合図の様に何発も響く
葉一「銃撃戦!?」
結構近い
葉一は走っていた
もちろん銃声のしたほうへ
300mほど走ると三人の男が撃ち合っていたようだ
そのうちの一人は、すでに重傷を負ってうずくまっていた
横腹に一発食らっている
辺りは血だらけで流れ弾に当たった重軽傷者が10人ほどいる
こどももいる…
女性が倒れている
彼女が一番ヤバそうだ…
その彼氏らしき男性がわきで何やら叫んでいる
「誰か医者は居ませんか!!?」
実に無力だ…
この場面で医者が現れるのはそのへんの安いドラマだけだ
その道を挟んだ向こう側で銃撃戦をしていた二人の男は銃を片手に立っている
怒りに満ちた葉一は自然と制服のベルトに付けてあるホルスターに手をのばしていた・・・!
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