春の兆し

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中島side 寒い寒い冬が明け少し 暖かくなってきた4月の始め 僕はほわほわと漂い流れる 雲を家の近くの河原で寝転び ぼーっと眺めていた 「いーち、にーい、さーん、 しーい、ごーお、‥‥‥」 ふと終わりなき雲の数を 声に出して数えてみた 僕の心もあの空のように ただただ澄み渡っていた 君のことを思うと‥‥‥ 回りのことを何もかも忘れて 君の顔が現れては消え 僕の心の中は君でいっぱい _
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