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そして、三年たった今。その男のような症状を持った人間が約10万人にまで増殖している。
症状は本当に様々で、手から火が出せるようになった。
とか、幽体離脱ができるようになった。とか、そういう軽い症状のやつの他にも、
死の線が見えるようになったとか(直○の魔眼かよっ!?)、体が動物化できるようになった(変身〈メタモルフォーゼ〉ですね。わかります)などと変わった種類の奴もいる。
もちろん症状が重度であれば重度であるほど、反動もでかい。
先程も言ったように、手から火が出せるようになった奴は、長時間火を出し続けていると手がやけどしたりする。(まあ出した火の規模にもよるが)
動物化ができるようになった奴は、体にその動物特有の部分が人間に戻った時に残ってしまい、そこに痛みが走ったりする。(動物化している時間によって痛みの強さが変わってくる)
まだまだ人数は上昇の傾向にあり、政府側も手に負えなくなったのか、一つの機関を置いた。
といっても、警察の延長線上でしかないため、機関を置いたというより、警察の仕事を増やした。と言った方がいいだろうが。
名前はまだないらしい。というかアレの症状をなんと表現すればいいのか分からないので、
名前もつけづらいのであろう。
まあその機関の仕事は、主にアレを発現した人間の犯罪の取り締まりや、それの裁判。
もちろん皆アレの発現者達だ。
その方が、気持ちをわかってあげられるからというのが一番大きいんだろう。
……なんか話が脱線しすぎたな。俺の悪い癖だ。
まあ要約すれば、獅鶴がアレを発現してしまった→俺はできることなら発現したくないなぁ~→獅鶴の奴あの機関にお世話にならなきゃいいけど(笑)
終わり。
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